ムーシールドとは? ムーシールド
下の歯が上の歯より前に出ている受け口(反対咬合)。
3歳児健診で4〜5%の割合で見つかりますが、「しばらく様子をみましょう。」と言われ、放置されるケースが多いのです。
しかし、自然に治る率は低く、治療が必要です。

ムーシールドSサイズとMサイズムーシールドは寝ている間、お口に特殊なマウスピースを装着して治す方法。
3歳から始めることができる受け口治療です。

1年以内に効果があり、9割が改善します。

Sサイズは3〜5歳位、Mサイズは6〜11歳位に適応しています。

■ 治療前・後の比較
 当院での治療症例です。
ムーシールド治療前
治 療 前
H18年3月、4歳の女の子
ムーシールド治療後
治 療 後
H18年10月、5歳になりました
■ 受け口治療 Q&A

どうやって治すの?
ムーシールド
受け口を治す
子供用のマウスピース
ムーシールド
筋機能のアンバランスが不正咬合をつくります。バランスを整え、調和を取り戻せば、不正咬合は回復します。
反対咬合の原因の一つは、舌が低い位置で機能している事です。ですから、治療目的は、まず、舌を挙上して上げることです。
そのようにバランスを取り戻す器具が、機能的顎矯正装置ムーシールドです。就寝中使用します。
取り外し出来る装置ですから、上手く使えなかったり、諸条件によっては期待する効果を得られないこともあります。
主治医に充分に相談の上、ムーシールドを使うことをお勧めします。

反対咬合は遺伝する?
反対咬合は遺伝します。
顔形はご両親に似ます。残念ながら、反対咬合の家系があります。
しかし、早めに対処することで、かなり改善できると考えています。
いずれにせよ、遺伝の有る無しに関わらず、早めに受診をすることをお勧めします。

一度治したら、もう大丈夫?
ムーシールド治療法は、大抵の場合、およそ1年間を目標に治療します。一度治したら「もう大丈夫。」という人が大半です。
しかし、成長がスパートする頃、再治療を必要とする場合があります。
定期健診は重要です。女子は15〜16歳。男子は17〜18歳まで成長します。その頃まで、定期健診を続けることが理想です。

監修:柳澤宗光 先生(調布矯正歯科クリニック)

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